top of page

『連載⑦』 【粒子汚れ、有機汚れ、無機汚れ】

  • 執筆者の写真: 食品/飲料工場・飲食店メンテナンス
    食品/飲料工場・飲食店メンテナンス
  • 2022年6月1日
  • 読了時間: 2分

『連載⑦』


【粒子汚れ、有機汚れ、無機汚れ】


産業洗浄では、金属や切削油などの汚れもあり、汚れが付着しているワークの材質と付着汚れの組み合わせは様々で、効率よく洗浄するために『洗浄技術』があります。




●粒子汚れ(個体粒子)


粉体の汚れで、空気中の塵埃なども含みます。

静電気を帯びやすい電気絶縁性のワーク表面の静電汚れも粒子汚れのひとつです。


例:大気汚染物質、塵埃、バクテリア、藻類、フラックス、研磨剤、ラップ仕上げ残渣など



●有機汚れ(有機化合物)


油分やハンダフラックス、離型剤などの有機物からなる汚れです。

産業洗浄では最も多く目にする汚れです。


例:切削油、グリース、熱処理油、離型剤、剥離剤、ピッチ、液晶、ハンダフラックス、研磨剤、ラップ仕上げ残渣



●無機汚れ(金属・金属塩)


無機物の汚れで、金属表面の酸化膜なども含まれます。

汚れとワーク表面の付着力が強いため酸洗浄やアルカリ洗浄、電解洗浄などが必要。


例:乾固した金属塩類、サビ、酸化膜、ロウ付けフラックス、研磨剤、ラップ仕上げ残渣など



汚れを3つに分けましたが産業洗浄の汚れは、それぞれの汚れが混ざり合い複合汚れとなることが多く、汚れの実体を見極める洗浄技術が必要となります。


粒子汚れ、有機汚れ、無機汚れ

粒子汚れ、有機汚れ、無機汚れ












『連載⑧』へ続く…




■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

愛知県名古屋市名東区本郷2-47グランデ本郷

電話:052-737-2800 mail:sales@global-eco.nagoya

■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■




Comments


bottom of page